燻煙剤はどんな物があるの?
燻煙剤は広葉樹であるサクラやリンゴの木が燻製向きです。
煙を出す発生源となる木材を燻煙剤と言います。
乾燥させた木材を細かく砕き、熱を受ける表面積を多くして、煙が発生しやすいようにするためです。
他に燻煙剤に向いているブナ・ナラ・クヌギ・カシなどの広葉樹。
マツ・ヒノキ・スギは針葉樹です、特有の樹脂分を含むので燻煙するとタールが付きやすいので不向きになります。
燻煙剤の主流形状は2種類
☆ スモークチップ
広葉樹を細かく砕いたもの
こちら👇
チップは小型から中型のスモーカーやフライパンなどで燻煙するときに使用します。
☆ スモークウッド
スモークチップよりさらに細かく砕いたものを棒状に固めた物
こちら👇
ウッドはバーナーなどで点火してスモーカーの中に入れます。
ウッドそのものが熱源になり安定した温度を保つことができるので、大型スモーカーの冷燻に向いています。
広葉樹の種類と香りの特徴
☆ サクラ
非常に香りが強く、肉などでクセのある素材に合います。
一般にヤマザクラが使われています。
☆ リンゴ
果実を思わせる甘い香りでマイルドに仕上がります。
クセのない素材と合います。
☆ ナラ
渋み成分のタンニンが含まれており、色付きが良いのが特徴です。
魚介類に合います。
ミズナラが原木です。
☆ ヒッコリー
北アメリカ原産の落葉樹で欧米ではポピュラーです。
香りが良くクセが少ないので色々な素材に使えます。
☆ クルミ
クセがないので淡白な肉類、魚介類、チーズなどに合います。
オニグルミが原木です。
燻煙剤は、他に薪状の物(小さめも)とかも使ってできます。
近くに燻製向きの樹木を入手できる人は、自分で燻煙剤を作ってみるのもいいでしょう。